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ユニフォーム・作業服を売るための飛込営業シナリオ「第一回 初回接触と名刺交換」

ユニフォーム・作業服を売るための飛込営業シナリオ「第一回 初回接触と名刺交換」

このコラムではユニフォームや作業服の営業・販売を行っている営業担当者向けに、「新規顧客を開拓する飛び込み営業の仕方」を全5回に分けてご紹介します。まず第1回目は、初回の接触と名刺交換についてです。断られずに名刺交換するためにはどうすればいいか、考察してみたいと思います。

ユニフォーム・作業服の飛込営業の2つの課題

ユニフォーム・作業服の飛込営業には、大きな2つの課題があります。営業担当者のあなたからみれば、営業の壁とも言えますね。その2つの課題とは、

(課題1)既にどこかから購入しているので断られる
(課題2)次回の購入のタイミングがつかめない

の2つです。

この辺りは既にご承知のことかと思いますが、ユニフォームや作業服をよく使う工場、病院、工事現場といった「現場」では、すでにどこかでユニフォームや作業服を購入済みで、それらを使用して日々の業務を行っています。

そのため、あなたが飛込営業しても「すでに買っているし」といわれて終わりです。なので、飛込営業してもすぐに売れることは、よほどの運でもない限り難しいでしょう。

従って、「いつ頃買い換えるのか?」を知る必要がありますが、初対面の方にそういった情報を聞き出すのはこれまた至難の技です。なので、次回の購入のタイミングもなかなかつかめません。

つまり、いつ買うかわからないか上に、すでにどこかから購入しているので、いきなり売ろうとしても売れないというわけです。

2つの課題を解決する理想的な4つの手順

では、この2つの課題を解決するには、どうすればよいでしょうか?その手順を考えてみました。少し時間のかかる手順ですが、正攻法です。その手順こそが、下記のような4つの手順です。

(1)初回の飛び込みで名刺交換する
(2)2回目から継続的な接触を繰り返し、信頼関係を作る
(3)ユニフォーム・作業服に関する課題・要望と次回の購入タイミング聞き出す
(4)適切なタイミングで売り込みをする(クロージング)

それでは、この4つの手順について、詳しくご紹介しましょう。まず今回は(1)初回の飛び込みで名刺交換するについてご紹介します。(2)から(4)は次回以降のコラムでご紹介します。

(手順1)初回の飛び込みで名刺交換する

まず、最初の手順は、「初回の飛び込みで名刺交換する」です。上述したように、2つの課題がある以上、いきなり売り込もうとしても、売れません。であれば、どうせ売れないので、最初の飛込営業の段階では、下記の2つを最終目標とします。

(1)キーマンとなる方(もしくは近い方)と名刺交換すること。
(2)次回の訪問につながるようにしておくこと

この2つが初回の飛込営業で実現できれば、次回以降の訪問が行いやすくなり、手順2の「2回目から継続的な接触を繰り返し、信頼関係を作る」につながります。

ではどうやって名刺交換し、次回の訪問につなげればよいでしょうか?その具体的な方法の1つが、「相手にとって興味深い情報を提供すること」です。

ここからは、説明をわかりやすくするために、あなたの飛込営業先が「工場」の場合を想定し、工場の総務部もしくは工場長に会いたいとしましょう。このような場合、飛込営業するまえに、下記のような事前準備をして、飛込営業します。

(事前準備1)飛び込みする相手企業が興味を持ちそうな情報を探す

最初はネットなどを使って、飛込をする相手企業のキーマンが興味を持ちそうな情報を探し、収集します。工場の場合だと、「在庫管理」「需要予測」「仕入れ調整」「生産計画」「派遣社員の戦力化」などでしょう。ネットでこのようなキーワードで検索すると、面白そうな記事、ブログ、ニュースがあるので、収集します。

(事前準備2)印刷して封筒に封入

情報が集まったら、そのホームページを印刷して、社用封筒に封入します。飛込営業する企業の数だけ用意しましょう。

(事前準備3)自己紹介、自社製品の案内チラシ(簡単なもの)を用意

次に、自己紹介のプロフィールシート、自社製品の案内チラシを用意し、事前準備2で用意した封筒に封入します。これで、社用封筒には、「自己紹介」「自社製品の案内チラシ」「相手が興味を持ちそうな情報が書かれているWEBサイトを印刷したもの」が入っていることになります。

工場への飛込営業を開始

これらが準備できたら、工場への飛込営業を実行しましょう。まずはいつも通り、工場へ飛込営業します。

受付(工場の入り口)で、「株式会社**と申します。今日は、アポイントはないのですが、近くを通りかかりましたので、工場長様もしくは総務の方にご挨拶に参りました。工場長様、もしくは総務の方はご在席でしょうか?在庫適正化の課題を解決する面白いWEBサイトを見つけたので、お役に立てるかも?と思い、印刷してお持ちしました」といいましょう。

この時、「在庫適正化の課題を解決する面白いWEBサイト」というのは、事前準備で用意した資料に関連する内容にすればよいです。

そして、そのまま対面できれば、名刺交換して、用意した資料を渡し、「また月1回くらいいい情報あったらお持ちしますね」と言って帰りましょう。アポイントがないので、すぐに帰りましょう。相手も忙しいはずです。

会ってくれなければ、対応してくれた方に封筒を渡し、「よろしければ担当者の方にお渡しください。また来月もお持ちしますので、内容が面白かったら一度ご挨拶させてください」と言って帰りましょう。

このような飛込をすることで、会えれば名刺交換できるし、不在などで会えなくてもまた来ますということは言えます。「そのようなものは結構です」と断られることも当然ありますが、どのみちどのように飛込営業をしたって断られる時は断られるから、それはそれで諦めるしかないです。

そして次回の継続接触と信頼関係構築へ

初回の飛込営業ができたら、あとは継続して訪問することになります。その継続して訪問する内容とその時にどのようにして信頼関係を構築するか?は次回のコラムでご紹介します。

<次のコラム>
ユニフォーム・作業服を売るための飛込営業シナリオ「第二回 継続接触と信頼関係構築」

自宅開業する前に知っておきたい確定申告の仕方

自宅開業する前に知っておきたい確定申告の仕方

自営業・フリーランスがお勤めの方ともっとも違うことは、自分で収入を集計して、納税しなければならないことです。これから開業する方でもっともミスしやすいのは、得たお金を全て自分のものだと錯覚してしまうことでしょう。

面倒な手続きですが、確定申告をきちんと行うことによって、メリットが生じる場合もあります。ここでは、開業時に必要な確定申告の手続きから、確定申告のメリットについて触れていきます。

目次

(1)お勤めしていた時ともっとも違うことの一つが確定申告
(2)確定申告の第一歩 まずは、管轄の税務署に開業届を
(3)開業届は国税庁のホームページからダウンロードして管轄の税務署に郵送するだけ
(4)記入を終えたら、自分の住所を管轄する税務署に郵送するだけ
(5)パソコンソフトを使って複式簿記で確定申告すれば65万円税金が安くなる
(6)家計簿をつける感覚で複式簿記ができるソフトウェアが増えた
(7)確定申告の概略
(8)まとめ

お勤めしていた時ともっとも違うことの一つが確定申告

お勤めしていた方が、開業した際にもっともミスしやすいのが、ビジネスをして手にしたお金が、全て自分のものだと思ってしまうことではないでしょうか。お勤めしていた時は、特に気にせず、振り込まれたお給料を使っていたと思います。

でも、開業したら、お給料をもらうのではなく、自分にお給料を出す立場になるんですね。具体的には、ビジネスを行って得たお金(売上)から、収入を得るために使ったお金(必要経費)を支払い、残ったお金(純利益)から、社会保険料や税金を支払った残りが、自分の手取り額になります。

ですから、まずは、手にしたお金がすべて自分のものになるわけではないことを意識してください。

確定申告は、ビジネスで手にしたお金のうち、どれだけ税金を支払わなければならないか確認する重要な作業です。確定申告によって確定した国税の金額を基準に、住民税や、国民健康保険料が計算されますので、お金の出入りをあいまいに記録していると、税金や社会保険料を無駄に支出することになりかねません。

また、収入を申告しない場合、追徴課税が科せられる場合もあります。入ってきたお金は正確に記録し、仕事の上で必要な経費はしっかり記録して、適正な税金の支払いになるように努めなければ、手元に残るお金が不本意な形で減ってしまうことになりえます。そういった意味でも、確定申告は非常に重要な作業です。

確定申告の第一歩 まずは、管轄の税務署に開業届を

確定申告を行うには、二通りの方法があります。一つは白色申告。もう一つは青色申告です。これらは、確定申告書の用紙の色から言われている俗称ですが、以下のような違いがあります。

白色申告

日々のお金のやり取りを記録する義務がある。青色申告と違って、複式簿記という方法でお金のやり取りを記録しなくてよいが、税金が安くなる「青色申告控除」や、赤字になった場合に3年間繰り越せるといったメリットがない。

青色申告

日々のお金のやり取りを記録する場合、複式簿記という方法で記録しなければならない。一定の知識が必要だが、最大で65万円の控除が受けられる「青色申告控除」や、翌年以降3年間赤字を繰り越して、利益と相殺して、税金を安くすることができる。

なお、青色申告も白色申告も、仕事で使った領収書や帳簿は、7年間保存しなければなりません。このことから、大多数の人が青色申告を選択することが多いです。

開業届は国税庁のホームページからダウンロードして管轄の税務署に郵送するだけ

開業届ですが、正確には、「所得税の青色申告承認申請書」といいます。国税庁の以下のURLからダウンロードできます。

https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/09.pdf

自宅で青色申告事業者として開業する場合は以下の通り記入します。

納税地
自分の住所を記入し、「住所地」を○で囲む。電話番号も忘れずに

氏名:自分の氏名(フリカナはカタカナで 印鑑の欄にハンコを忘れずに)

生年月日:そのまま記載

屋号
これは、自分が決めた任意のものを書いてください。会社の名前のようなものと考えてください

その他は、下記のように書いていきます。

(1)事業所又は所得の基因となる資産の名称及びその所在地(事業所又は資産の異なるごとに記載します。

名称:屋号を記載します。
所在地:自分の住所を記載します。

欄が二段になっていますが、下段は書く必要がありません。

(2)所得の種類(該当する事項を○で囲んでください。)
事業所得を○で囲んでください。

(3)いままでに青色申告承認の取消しを受けたこと又は取りやめをしたことの有無
無を○で囲んでください。

(4)本年1月16日以後新たに業務を開始した場合、その開始した年月日
実質上、仕事を始めた日、もしくは開始する日を書いてください。

(5)相続による事業承継の有無
記入不要です

(6)その他参考事項簿記方式
複式簿記をお勧めします。おすすめする理由は、次項で説明します。備えつけ帳簿名 これも次項で説明します。

記入を終えたら、自分の住所を管轄する税務署に郵送するだけ

簿記方式と備え付け帳簿については後ほど説明しますが、もれなく記入したら、下記を行いましょう。

・申請書のコピーを1枚取る。
・自分の住所を表面に書いた返信用封筒に切手を貼る。
・申請書・申請書のコピー、切手を貼った返信用封筒を入れて、自分の住所を管轄する税務署に郵送。

自分の住所を管轄する税務署の住所は、国税庁のURLを参考にしてください。

https://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeikyoku/chizu/chizu.htm

約一週間くらいで、コピーに文書収受という判子が押されたものが返送されてくるので、必ず保管しておいてください。

パソコンソフトを使って複式簿記で確定申告すれば65万円税金が安くなる

簿記とは、お金のやり取りを記録する商業上の規則です。単式簿記と複式簿記がありますが、複式簿記で帳簿をつけることをお勧めします。

その理由ですが、複式簿記で帳簿をつけて、損益計算書、貸借対照表という資料をつけて確定申告をすると、青色申告特別控除という特典が受けられます。1年間の総利益から65万円を除いた額に税金がかけられることになりますから、かなり有利になります。

家計簿をつける感覚で複式簿記ができるソフトウェアが増えた

複式簿記を勧めるもう一つの理由として、パソコンソフトの発達があげられます。従来、複式簿記でお金のやり取りを記録するのは、専門的な知識が必要でした。最近では、家計簿のようなメニューに金額を入力するだけで、帳簿を複式簿記で記録してくれる上に、青色申告特別控除に必要な損益計算書、貸借対照表、確定申告書まで自動作成してくれるものもあります。

したがって、税金の支払いを適正に抑えられる青色申告による複式簿記を申請したほうがお得だといえます。

備え付け帳簿はどうする?

パソコンで複式簿記を行う場合、電子的に帳簿を作ってくれますので、帳簿についてあまり意識する必要はありません。ただし、税務署への申告時に、どのような帳簿を備え付けるか申告しなければなりません。以下の帳簿を備え付ければ、問題はないと思います。

売掛帳・買掛帳・経費帳・仕訳帳・総勘定元帳・現金出納帳・預金出納帳

確定申告の概略

なんだか難しそうに感じたかもしれませんが、確定申告によって、所得税を計算する方法は至ってシンプルです。

一年の売上額:ビジネスで得たお金から、(一年の経費:仕事でお金を得るために使ったお金)・(青色申告特別控除65万円)・(基礎控除35万円)・(社会保険料控除)・(その他の控除)を引き算した金額(課税所得額といいます)に対する税率が決められていますので、課税所得額×税率で、一年間の所得税額が計算されます。

先述しましたが、所得税額を基準に、住民税や国民健康保険料が計算されます。したがって、経費や控除を記録しそこねていないかきちんと確認することが大事です。また、何が経費になるかは、解釈が分かれる場合もありますので、税理士などの専門家に相談することも大事です。

まとめ

確定申告する前には、自分が住む管轄の税務署へ開業届(所得税の青色申告承認申請書)の提出が必要です。

パソコンソフトが進歩していて、簿記の知識が薄くても複式簿記で記帳できる上に、確定申告書まで作ってくれるソフトウェアがあります。青色申告の複式簿記は、65万円の特別控除が受けられる上に、3年間赤字が繰り越せるので、そちらを選択したほうが有利です。

このような知識は自宅開業の基本ですので、ぜひご夫婦でこの記事を印刷して、情報を共有してください。