月別アーカイブ: 2013年5月

スーパーバイザーに必要な5つの役割と機能そして存在価値

フランチャイズビジネスにおけるスーパーバイザー(以下、SVという)の重要性や役割・機能といった一般的なものについては、書籍やネットなどで情報として誰でも入手可能であり、5C+1Pなどは有名なフレームだと思います。

そういった情報をもとに、自社のSVについて考えているFC本部もあると思います。今日はわたしなりの切り口でSVについて書いてみたいと思います。形として、SVへのアドバイス(メッセージ)の体裁をとっています。

1人の人間として自立し、人間的魅力を備えてください。

自立とは、自ら考え、自ら行動することです。その為には経営者意識を持つことが必須です。経営者意識を持つためには、判断の難しいものや答えの出ないことについて、自らの責任において判断し、答えを出す覚悟を持つことから始まります。(判断の難しいものの代表は「どうすれば儲かるか?」であり、答えの出ないことの代表は「どうすればお客様に喜んでもらえるか?」です)

これはつまり自立です。言っていることがループしていますが、このループに身を投じるためには、まず意見を口に出すことから始めてください。最初から正しい意見を言える人は稀です。意見をたくさん言うことが正しさを確保することに繋がります。

人間的魅力を備えることとは、経験と知識をたくさん身に付けることです。良い経験と正しい知識を身に付けるには、本当にたくさんの経験と知識が必要になります。その為には、自ら考え、自ら行動すること、つまり自立することです。またループしましたが、経営者意識を持つには、この無限ループの中で悩み苦しむことから始まります。

謙虚さと傲慢さのバランスが必要です。

謙虚さとは、知らないことの自覚であり、未熟さを自覚することです。そして、知らないことや未熟さを隠さずに相手に伝えることです。(知っていることを隠すことを謙虚とは言いません)当たり前ですが、知ったかぶりや自分を大きく見せるような態度は必要ありません。

傲慢さとは、知っていることや経験したことのあることを自覚し、自信を持って相手に伝えることです。それは未熟さの自覚のあることの裏返しです。

この謙虚さと傲慢さのバランスとは、自分の意識、態度であり、相手方からどの様に見られるかではありません。

おこがましくも人を育てる指導する、という意味を考えてください。

教師は生徒から学び、親は子供から育てられ、コンサルタントはクライアントから教えられる、と言います。これらの二項関係は、SVとオーナーの関係性と近似しています。つまり、SVはオーナーから学び、育てられ、教えられることになります。

その気になれば(ならずとも)子供からさえ学び、育てられ、教えられるのですから、いわんや社会人・ビジネスマン・経営者であるオーナーにおいてをや。自分もオーナーと一緒に育つことの出来る幸せを噛みしめてください。

素直さ、屈託のなさ、単純さ、オープンマインドを持ってください。

お客様と自分(自社)という関係性からお客様と自分(自社)とオーナーという、二項関係から三項関係になることにより、事は複雑になり、良い悪いや白黒・左右、のような簡単な答えでは済まなくなります。(本当は四項関係です、後述します)

だいぶん悪いけど少しは良い、薄いグレーで少し青みかかっている、真中より少し右だけど左の要素もある、などという訳の分からないことが現実となります。(現実はこの例えより更に複雑です)だからこそ、(本当の中身はどうであれ)上記のようなマインドを持つことが必要です。この衣を厚く纏うことにより本当の中身=自分を守ることにもなります。

視座・立ち位置の複数化が必要です。

蟻の目、鳥の目、魚の目、という言葉があります。蟻のように地面を這うようなモノの見方、鳥のように大きく俯瞰するモノの見方、魚のように流れを敏感に感じるモノの見方が必要という意味です。それとは別にSVならではの視座・立ち位置を絵に書いて説明します。

SVとオーナー、お客様、本部との関係

SVとオーナー、お客様、本部との関係は上記のようなイメージになります。

オーナーに対する場合

オーナーに対する場合は上記のようになります。つまり、SVはオーナーに対し、お客様と本部を代表する立場となります。

お客様に対する場合

お客様に対する場合は上記のようになります。つまり、SVはお客様に対し、オーナーと本部を代表する立場となります。

本部に対する場合

本部に対する場合は上記のようになります。つまり、SVは本部に対し、お客様とオーナーを代表する立場となります。

このようにSVとは複義的、複価的な存在です。上記のような視座・立ち位置の取りかたが自然と無理なく無意識に、ある程度矛盾なく出来るようにならなくてはいけません。そのようになる為には、経営者意識が必須となります。

最後になって訳の分からない無限ループの出来上がりです。この無限ループの中で悩み苦しみ立派なSV=経営者になってください。そうなることによって他方のループであるオーナーから認められ、互いに育て合う関係になれます。そうすれば、ループの繋がりであるフランチャイズチェーンが強く立派になるでしょう。それがSVの役割・機能であり存在価値です。