「残業、研修、休暇、給料」の4つの切り口からわかるブラック企業の実態

「残業、研修、休暇、給料」の4つの切り口からわかるブラック企業の実態


この記事は、本ブログに、ライターより寄稿いただいた内容です。

記事概要

ブラック企業の実態を見ていくと、ある傾向があるのが明確になります。今回は、インターネットで調査した実際の事例をあげながら、どのような傾向があるのか、説明をしていきます。

残業について

ブラック企業の傾向として、残業が慢性化している点があげられます。特に残業をしても、勤務報告には定時退社と記入させられ、サービス残業になることが多いです。さらに2つの傾向があり、1つは終わらないような量の仕事を与えられ、残業になる、もう1つは、仕事が終わっていても、残業しないのはおかしいという雰囲気が事務所に漂っている結果、帰るに帰れず、残業になってしまうケースです。

具体的に事例をあげていくと、Aさんの職場は残業が当たり前で、日が変わらないと帰れないような雰囲気が事務所に蔓延していました。Aさんは数日間咳がなかなか止まらず、職場の人にも迷惑をかけることから、その日は夜10時に帰ろうと、上司に言いました。

すると、上司からは「定時は24時なんだから、今日は早退だね。」と言われ、帰るに帰れなくなってしまいました。その後、Aさんはどんどん体調が悪化し、結局ぜんそくになってしまったのです。

このように、残業するのが当然、体調が悪くても定時で帰れないというのはよくあることのようです。毎日遅くまで残業をしていると、睡眠時間もあまり取れないため、疲れが取れず、1日中ぼーっとしているような状態になってしまいます。

残業が当たり前の雰囲気になっている、サービス残業が慢性化している、というのはブラック企業の傾向をよく示しているでしょう。

研修について

明らかに研修の目的を逸した研修を強制しているブラック企業も存在します。知らない人と名刺を100枚交換してくる、また飛び込み営業で、回りきれないほどの飛込訪問をさせられるという度胸や忍耐力をつける研修があるようです。

それだけではなく、研修期間中、こなせないぐらいの量の課題を与えられ、ほとんど睡眠時間も取れずに、精神的に追い込まれるような研修もあるようです。ひたすら精神論を唱えさせられる、閉鎖された空間で、その企業のよさや業務方針について、賛美し続ける、または自分を否定し続ける洗脳に近い研修さえも存在します。

ある研修の事例をあげると、班を作り、課題を与え、その課題について、班同士で競い合わせる研修でした。しかし、班内での協力を目的としているのではなく、成績が悪かった班には罰を与え、その原因について発表させるとしたことから、班内で摩擦が生じました。ある人を他の班の人達がいじめたり吊るし上げをしたりして、その人の人格を全否定しました。最終的に、全否定された人は、精神的に追い込まれ、それ以外の人も自分も失敗したら同じようになるという恐怖が植えつけられるという結果につながったのです。

研修の内容がその後の仕事や人間関係に生かせないような研修では、その目的が見いだせず、ひたすら耐えることが目的となってしまっています。

このように、ブラック企業の研修の特徴は、度を超えた課題やノルマ、洗脳などが傾向としてあるようです。

休暇について

休暇に関しても、残業と同じように、ブラック企業の実態が分かる事例が多いです。休日出勤をしても、残業代がつかない、休日出勤が慢性化していることや、有休はもちろん代休さえ取れないということがブラック企業ではよくあることのようです。

Bさんが勤めている会社では、有休どころか代休を取ることすら、許されていませんでした。あるとき、祖父が死に、お葬式に出たいと上司に相談したところ、「おじいちゃんなんて、家族のうちに入らないでしょ。」と言われ、却下されてしまいました。

ブラック企業の傾向として、休日出勤は当然、代休や当然の権利の休暇が取れないということがあげられます。

給料について

給料の額についても、ブラック企業では多くの問題があります。次の事例は、ブラック企業というよりは、ブラック上司にあたるかもしれませんが、ご紹介します。

Cさんは、営業のノルマも確実にこなし、勤務態度もまじめで、周りの社員から評判も上々でした。ボーナスの査定に関しては、部長、課長、係長の評価が必要になるのですが、部長、課長は、営業成績も優秀、仕事も頑張っているとCさんの評価も上々でしたが、Cさんのことが気に入らない係長は、勤務態度が悪い、周りからの信頼がないなど、明らかにマイナスの評価を書き連ね、その結果、Cさんボーナスはほとんどもらえないという結果になってしまいました。

また別の事例ですが、達成不可能なノルマが課せられて、その結果、ノルマが達成できないという理由から、給料を下げられてしまった人もいるようです。

特に、給料の一部が歩合給の場合には、このような事例が多く存在します。会社側も給料をおさえるのに必死で、サービス残業を強要し、休日出勤をしても、残業代がつかないという会社が増えています。

給料をおさえるための手段を取っている、長年働いても給料が上がらないというのはブラック企業の大きな特徴です。

まとめ

このようにブラック企業は、「残業、研修、休暇、給料」の4つの切り口で、必ず何かしらの問題・トラブルを抱えています。売上優先・利益優先のために社員を駒のように扱い、使えないとわかるとすぐに捨てる、、そんな実態が見受けられます。

あなたのももしこの記事で例にあげたような仕打ちを受けているなら、すぐにでも対処を検討し、問題を解決すべきです。