人事戦略を3つに分解したら見えてきた「人事出口戦略」


企業経営において必要不可欠な要素として「ヒト」、「モノ」、「カネ」という3大資源があるということは昔から言われています。それぞれに戦略という言葉をつけて、人事戦略、商品戦略、財務戦略という言葉も通常良く使われています。

その中で、人事戦略を時系列に見たとき、入口、中間、出口の3つに分解することができます。最初の入口にあたる部分を人事入口戦略、中間にあたる部分を人事真ん中戦略、最終の出口にあたる部分を人事出口戦略と勝手に名付けてみました。入口と出口はスッキリと決まりましたが、中間だけは人事真っ只中戦略とどちらにしようか迷っています。(どちらにしてもスッキリしませんが)

私的機関調べ(わたしのこと)では、人事入口戦略も、人事真ん中戦略も、人事出口戦略も、一般的には使われていませんでした。人事真ん中戦略は(人事真っ只中戦略も)、ネーミングに少々難がありますのでともかくとして、人事入口戦略や人事出口戦略は、ありそうで、ありませんでした。

会話するにしても、ブログ書くにしても、名前がないというのはとても面倒です。そこで本当に勝手ですが、わたしの周辺の極々狭い範囲(ブログやホームページ)では、この名称を使用したいと思います。

人事入口戦略、人事真ん中戦略、人事出口戦略とは?

前置きが長くなりました。

人事入口戦略とは、人事戦略の入口部分ですが、簡単に言ってしまえば、「どんな人を、何人、どの位の費用で、どうやって、採用しようか?」となるのではないでしょうか。

次に人事真ん中戦略とは、人事戦略の中間部分ですが、これも極簡単に言ってしまえば、「誰に、どの位の費用と時間を掛けて、どんな教育をして、どこに配置しようか?」となるように思います。

一方で人事出口戦略とはなんなのでしょうか?

企業が、将来の会社を背負って立つ(と淡い期待を抱きつつ)新人を対象に、時間と費用と労力をかけて熱心に人材教育をすることは当たり前であり、生産的であり、建設的であると思います。

そして、新人以上に会社の今現在を背負って立っている(そうでない人と思われる人も含む)中堅社員に対しては、さらに熱心に育成していくことも当たり前です。

今まで(今でも)特に名前がなかったにもかかわらず、人事入口戦略に当たる採用にも、人事真ん中戦略に当たる教育にも、市場(マーケット)が存在します。需要があるところに供給が・・・、こんなことはわたしが言うまでもありません。

再度自問します。では、人事出口戦略となんなのでしょうか?

人事出口戦略とは、「誰に、いつまでに、どの位の費用をかけて、どうやって、やめてもらうか?」を考えることです。いや、本当にそうでしょうか、何かトゲのような、ザラついた(入口や真ん中にはなかった)違和感があります。現実として、企業は人事出口戦略を考えているのでしょうか?

次回、この続きを書いてみたいと思います。
次回→今の日本にこそ必要な人事出口戦略を企業は考えているのか?