塾の自宅開業を成功させよう。開業前に、必ず抑えておきたいこと

学習塾の自宅開業をしてみたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。子どもの成績を伸ばし、成長をサポートする塾の仕事は、とてもやりがいのある仕事です。一方で、少子化の世の中、塾を運営することは簡単でないのも事実。そこで、この記事では塾の自宅開業をする前に、必ず抑えておきたい3つのポイントについて説明します。

1. 顧客のニーズに応えるために、地域性を知る

塾開業を考えているのであれば、まずは開業する土地の教育文化を熟知するようにしましょう。一般的に、地方は公立志向、首都圏は私学志向が強めといわれていますが、同じ都道府県内でも地域によって教育熱や志向に違いがあるので注意が必要です。

東京都教育委員会が発表した「平成27年度公立学校統計調査報告書」によると、千代田区における国立・私立中学への進学率は、41.9%。一方で、八王子市の国立・私立中学への進学率は、7.2%でした。このように、同じ東京都内でも教育に関する志向は大きく違います。

さらに言うと、同じ市区町村の中でも教育文化に違いがあります。公立中学校(※)の中には、明らかに市内の他の中学校より、授業や定期テストの難易度を高めに設定している学校が存在します。そして、そういった学校の生徒は優秀生が多く、保護者も教育熱心です。(※「公立中高一貫校」ではなく、無試験で入学できる「公立中学校」のことを指します)

保護者や生徒が塾に求めることは、「中学受験志向が高い地域」と「高校受験志向が高い地域」、あるいは「ハイレベルな指導を求める地域」と「基礎固めを求める地域」といった地域差で変化します。顧客のニーズに応えるために、まずは地域性を知らなければいけないのです。

2. 他塾にはない自塾の強みを考えるために、同業他社を知る

自分が開業を予定している地域に、どのような塾があるかを知っておくことも大切です。大手なのか個人なのか、集団指導なのか個人指導なのか、何をウリにしているのか。ホームページやチラシなどで、情報を入手しておきたいところです。

仮に、開業予定の地域に「定期テスト、〇点アップを保証」をウリとしているA塾があったとします。この場合、後続のあなたの塾が同じことをウリにしても、先行者利益のあるA塾には負けてしまうことでしょう。他塾の強みを知った上で、他塾にはない自塾の強みを考え、顧客にアピールしていくことが大切です。

3.継続して顧客を獲得するために、集客方法を考える

広く知られているとおり、日本の年間出生率は緩やかな減少傾向にあります。少子化の世の中において、塾には顧客が集まりにくくなっているのが、実情です。塾を開業するのであれば、集客の方法はいくつも考えておかなければいけません。

塾の集客の方法でポピュラーなものとして、チラシ配りがあります。近隣の学校に行き、登下校中の生徒や、入学式といったイベントに来た保護者を対象に配布をするといいでしょう。ただし、マーケティングの世界では、1000枚のチラシに対して、問い合わせは3件程度しかないといわれています。地道な努力の積み重ねが必要です。

他にも、「定期テスト対策授業」といった、塾生以外でも無料で参加できるイベントや、「3ヶ月で偏差値がアップしなければ、授業料は全額返金」というキャンペーンを実施して、見込み客を集める塾もあるようです。どちらも集客のきっかけとして有効ではありますが、前者はあなたの授業に魅力がなければ生徒は入塾しませんし、後者は確実に成績を向上させるスキルが問われます。このような企画は、ご自身の指導力と相談してから立てるといいでしょう。

まとめ

塾の仕事では、生徒が志望校に合格したとき、そして本人や保護者の方から感謝の言葉をもらったとき、他の仕事では感じられないようなやりがいを感じることができます。ぜひ、みなさんもこの記事を参考に、塾の開業を成功させていただきたく思います。

子どもがいても働ける!自宅開業において、ママが仕事を選ぶ際のコツ

「小さな子どもがいるために、なかなか外に出て働くことができない」、このような悩みをお持ちのママは多くいらっしゃると思います。でも、あきらめる必要はありません。外で雇われて働くのが難しいのであれば、「自宅開業」をしてみてはいかがでしょうか?

自宅開業とは、会社に雇われて、給与をもらう「会社員(パート)」の働き方とは違い、お客様に対して商品やサービスを提供し、対価としてお金をもらう働き方のことです。いわば、「個人事業主(社長さん)」になると考えれば、わかりやすいかもしれませんね。でも、そうは言っても、どんな業種で開業をすればいいのか見当はつきづらいもの。そこでこの記事では、自宅開業する際の仕事の選び方についてアドバイスします。

1. 好きなジャンルで選ぶ

仕事を選ぶ際は、メイクに興味があるのであれば「メイク教室」、ハンドメイドが好きなのであれば「ハンドメイド教室」を開くなど、ご自身の好きなジャンルから選択するのも1つの方法です。好きなことであれば、楽しく仕事を続けることもできるでしょう。

ただ、お客さんがあってこそのビジネスですので、どうやって「集客」をするのかは考えておく必要があります。ママ友の口コミを利用する、役所や公民館などにある掲示板で宣伝するなど、方法はいろいろあるので、より効果的なものは何なのか考えるようにしましょう。また、同業のママとの差別化も大切。ただ漠然と「メイク教室」と銘打っても、人は集まりづらいので、「あなたの顔立ちに合ったメイクをアドバイス」「プチプラ(低価格)コスメで、今風のメイクをするテクニックを伝授」など、メニューを細分化させて、自分だけの特色を出すようにするといいかもしれません。

2. 持っているスキルで選ぶ

文章を書くのが得意であれば「Webライター」、ホームページを作るスキルがあるのであれば「Webデザイナー」など、ご自身の持つスキルに合わせて職種を選択するのもよいでしょう。

クラウドソーシングサイト(仕事の発注者と受注者のマッチングサイト)が台頭したことによって、先に挙げたような専門職に就くママさんは増えてきています。あなたが自宅開業を始めるのであれば、他の人と差をつけるために、スキルを磨いていかなければいけません。例えば、通信教育や専門の講座で学んだり、関連資格を取得したりするのもよいでしょう。ただし高額であるにもかかわらず、中身が充実していない講座や資格も存在します。受講・受験をする際には、インターネットなどで評判をくまなく調べてみるようにしてください。

3.開業資金の有無で選ぶ

今までお話をした「好きなジャンル」「持っているスキル」のどちらもピンと来ないのであれば、お手持ちの資金で仕事を選んでみてはいかがでしょうか?

例えば、「ハンドメイド教室」であれば、道具代、材料費といった費用が必要です。しかし、「Webライター」であれば、(パソコンや文章作成ソフトをお持ちの場合)初期投資はかからないということになります。今ある資金で開業できる仕事を、挙げられるだけピックアップして、その中から一番自分に向いていると思う仕事を選ぶのもおすすめです。

まとめ

自分の時間で仕事ができる自宅開業は、ママにとって非常に魅力的。ただし会社に守られずに、自分で仕事を受注して、お客様からお金をいただくことには責任も伴います。この記事で自宅開業に興味を持ったママさんは、書籍やホームページなどで詳しく調べた上で、お仕事を始めてみるようにしてくださいね。

自宅開業において効果的な宣伝方法とは?ホームページ・SNS・ブログの特徴を紹介

自宅開業においては、どんなに良いサービス・成果物を提供していたとしても、あなたの行っているビジネスが人に知られなければ、集客は見込めません。

コストがかからず、気軽に情報発信できるのが、ホームページ・SNS・ブログといったインターネットのサービスです。今回の記事では、この3つを宣伝に使う際のメリットや特徴を紹介します。あなたのビジネスの宣伝には、どれが有効的かを考えてみてください。

自宅開業の宣伝にホームページを使う

ホームページは、「サービス・商品概要」「料金表」「お客様からよくある質問」というように、顧客が知りたいであろうことをコーナー別にまとめて見せることができるのがメリットです。また、http://www.○○○.comの「○○」の部分を自分で設定できる「独自ドメイン」でホームページを作れば、見栄えがよくなり、会社・お店として「きちんとしている」感じを出すことができます。

ただし、ホームページはただ作っただけでは誰にも見られることはありません。作った後は、SEO対策(サーチエンジンの検索結果の表示順の上位に、自分のホームページが表示されるように工夫すること)や、名刺、チラシ、SNS、ブログなどへのURLの記載など、「ホームページを見てもらうための努力」も大切になります。

自宅開業の宣伝にSNS(Twitter、Facebook)を使う

TwitterやFacebookといったSNSは、何といっても発信しやすいのが利点です。ホームページのように、更新する手間はかかりません。例えば、「今日の日替わりランチメニュー」といった「その日・そのとき限定の情報」を発信して、顧客に見てもらうこともできるわけです。ちなみに、Twitterの利用者の中心は10~20代、Facebookの利用者の中心は20~30代で、40代の利用率も高いようです。ご自身のビジネスのターゲット層にあったSNSで情報発信するとよいでしょう。

しかし、こちらもホームページと同様、単純に発信をしていても、誰も見てくれません。また、特にTwitterに顕著なのですが、SNSユーザーは広告めいた書き込みを嫌う傾向にあります。そのため、SHARP(@SHARP_JP)やタニタ(@TANITAofficial)の公式Twitterでは、ユーザーに親近感を持ってもらうために、自社製品を使ったジョークのツイートや、ときには企業とは全く無関係のアニメなどに関するツイートを発信しているようです。このように、SNSで宣伝を行うのであれば、自社ビジネスを受け入れてもらうための試行錯誤は必要になってきます。

自宅開業の宣伝にブログを使う

ブログも更新の手間がかからないのは便利です。しかも、SNSより長く文章を書くことができるので、より情報を伝えやすいといえます。

ただ、仮に「株式会社○○では、△△というサービスを行っています。他にも、××というサービスがあります。××は、●●のときに役立ち……」と、サービス・商品について、延々とアピールするブログがあったとして、あなたは読みたいと思いますか? ちょっとうんざりしてしまいますよね。自分がアピールしたいことよりも、まずは顧客にとって役立つ情報を提供するように心がけることは重要です。

まとめ

ホームページ・SNS・ブログ、それぞれの特徴はお分かりいただけましたでしょうか。いずれも「作った後に、見てもらう工夫をする」ことが大切です。また、例えば、近隣の住民をターゲットとするような業種の場合、インターネットの集客よりも、チラシのポスティングのようなアナログな手段が有効な場合も考えられます。ご自身の業種に合わせて、最適な宣伝方法を見つけるようにしてください。

最後に、ホームページやブログを始めて作る方向けのサービスをご紹介します。無料で使えて、かつ、デザインもきれいで、さらにスマートフォンにも対応しているサービスをピックアップしています。

JIMDO
https://jp.jimdo.com/

Wix
http://ja.wix.com/

Weebly
https://www.weebly.com/jp

ホームページやブログは、効果が出なくても継続的に更新し、新しい情報をどんどん配信していくことがまずは重要です。そのような継続性こそが効果につながる第一歩です。なので、使いやすい仕組みをみつけて、継続的に更新できるようにしましょう。

リスクを少なくする自宅開業の方法「副業から始める自宅開業」について

オフィスに出勤することなく、自由な時間で働ける「自宅開業」に、興味を持っている勤め人の方も多いと思います。でも、「いざ開業しても、上手くいかないのではないか」などと考えてしまい、なかなか初めの一歩が踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。

そんな方は、まずはリスクの少ない「副業」から、自宅開業を始めてみてはいかがでしょうか?本業が終わった後の時間や休日を利用してできる仕事は、多数存在します。ここでは、サラリーマンにおすすめの、自宅でできる副業について紹介しましょう。

すき間時間を利用しやすい「請負仕事」

サラリーマンが副業をするにあたっての課題点の1つが、作業時間の確保。時間的な余裕が少ないという方は「請負仕事」での副業を始めると良いでしょう。請負の仕事は「期日までに、成果物を収める」ことが目的となることがほとんどなので、すき間時間を利用して、作業しやすいのです。

具体的には、以下のような仕事があります。自分にできそうな職種がないのであれば、まずは、副業に向けて勉強を始めるのもおすすめです。

・Webライター
Webメディアの記事、企業のブログ、ホームページのコピーといった文章を書く仕事です。

・Webデザイナー
Webサイトをデザインする仕事です。「Webディレクター」が作成したサイトの設計書に従って、制作していきます。

・イラストレーター
イラストレーターの活躍の場は様々ですが、最近は、Webサイトに載せるイラストの発注が増えているようです。

・プログラマー
システムやソフトウェアを開発する仕事。システムエンジニアが作成した仕様書に従って、プログラムを組んでいきます。

ビジネスでの経験が生かせる「各種アドバイザー・講師」

今、ビジネスパーソンとして働いている方であれば、仕事で得たビジネススキルを他の方に伝えるための「アドバイザー・講師」として活躍してみてはいかがでしょうか。

英語が得意な方なら「英会話講師」、プレゼンテーションに自信がある方なら「プレゼンテーション講師」、営業職の方なら「営業トークアドバイザー」など、ご自身の得意分野から、教える事柄を見つけるとよいでしょう。ビジネスパーソンを対象にした講座なら、休日を有効利用できる点もメリットといえます。

「副業」から「本業」へと、どう転換するか?

クラウドソーシングサイト、SNSなどの隆盛により、在宅で仕事をするチャンスは多くなっています。「おこづかい」程度の収入であれば、ほとんどの方がすぐに手にすることができるでしょう。

しかし、そこから「本業」へと転換する場合は、「戦略」が必要になってきます。例えば、Webライターの場合、誰にでも書ける記事の単価は、安くなりがちです。そこで、自分にしかできない専門性や特色を強く打ち出していく必要があります。

営業の方法も考えなければいけません。副業のうちから、ホームページを使って宣伝したり、仕事のための人脈作りをしたりと、下地を作っておくことが大切です。アドバイザー・講師の場合であれば、Skypeを使って遠隔地の生徒さんを指導する仕組みを整えるなど、新たな需要を掘り起こすことも重要になってきます。

このように、副業で始めた仕事が軌道に乗り始めたら、本格的な開業に向けた「戦略」を考えることを忘れないようにしましょう。

自宅で夫婦でできる開業資金300万円以下のフランチャイズまとめ

自宅で夫婦でできる開業資金300万円以下のフランチャイズまとめ

自宅をオフィスにすれば、開業コストが下げられるというメリットがあります。とはいえ、ビジネスのスタート当初は、売上が出にくいですから、可能な限りお金をかけないようにしたいものです。フランチャイズは、ビジネス初心者でも売り上げを上げていくためのサポートや商材が用意されているものも少なくありません。ここでは、夫婦で売り上げを上げていける可能性が高いフランチャイズを厳選してご紹介します。

ふすま張り替え金沢屋(自己資金150万円~)

今の時代にふすまの張り替え? とはいうものの、マンションでも和室が再び作られる時代。また、地方では、なんだかんだで和室がある家が圧倒的に多いのが現状です。業界の高齢化から、仕事に携わる方が減っているうえに、ニーズが確実にあるのが魅力の一つ。畳職人ほどハードルが高くなく、重たい商材ではないので、ご夫婦でも作業が可能。

また、仕入れの商材がさほど高くないので、運営を行うのもリスクが低いのも参入の魅力。

クラッシックなデザインだけでなく、最近のデザインでふすまを張る方も増えているので、女性の感性が問われる仕事でもあります。

ふすま張り替え 金沢屋
http://fc.d-kanazawaya.com/

芙蓉フード株式会社 大阪名物 いか焼き「みなせん」(自己資金150万円~)

フードビジネスは初期投資がかかるし、リスクが高い。そう思うなら、ワゴンスタイルで販売できるこのビジネスは注目です。軽ワゴン1台に、商材を積み込んで、許可を得た場所で「やきいか」を販売するビジネス。調理経験も、家庭で料理を作った経験があるくらいで十分。商材のイカも仕入れルートを確保してもらっているので、安定した仕入れで売り上げだけを上げることを意識できるのが魅力。

芙蓉フーズ株式会社 移動販売 大阪名物いか焼き「みなせん」
https://www.fc-hikaku.net/minasen_fc/1654

まとめ

300万円以内の開業資金で参加できるフランチャイズはまだまだあります。特に開業資金が少ないフランチャイズほど、商材が安価であったり、ランニングコストが低いというものがおおいです。ご夫婦でよく話し合われて、一つの仕事に取り組んでいけるようなら、参加してみるのも悪くないと思います。

フランチャイズに加盟し自宅開業で成功した先輩経営者の成功事例2選

フランチャイズに加盟し自宅開業で成功した先輩経営者の成功事例2選

フランチャイズは、不安定なビジネスの立ち上げのリスクを減らし、成功する確率を上げた手法を提供してくれる存在でもあります。とはいえ、自ら積極的に学ぶ姿勢がなければ、成功はおぼつかない可能性が高いです。ここでは、実際にフランチャイズに加盟して成功した方の体験談を聞きながら成功の秘訣を探ってみましょう。

会社員から学習塾オーナーへ Tさん(40歳)

化学製品を開発製造する会社につとめていたTさんは、研究職として仕事に励んでいました。華やかに見える研究職は、経験よりも若い方のひらめきが優先される厳しい世界。年齢になれば別の部署へ異動ということも珍しくありません。

案の定、営業部への異動が決まったTさん。給与は保証されるし、生活に困るわけではないものの、なんとなくむなしさを感じるようになったといいます。

その時、インターネットで学習塾のフランチャイズが目に留まりました。ご自身も、若いころに予備校の講師をやっていたことがあったことを思い出しました。そのころ、Tさんの教え方はとてもわかりやすいと評判だったことを、なつかしく思い出していたといいます。

そのうち、学習塾をフランチャイズ経営しているというオーナーの人の話を見つけて、こういう人もいるのか、と新鮮な驚きを感じたといいます。その時はそのまま終わったそうですが、「フランチャイズ 塾」でネット検索をしてみたら、FCの色々な資料が一括請求できるサイトを見つけたそうです。資料を興味本位で取り寄せてみたら、自己資金が500万円以内のFCが結構ある事に気が付いたとのこと。フランチャイズに参加するには、初期投資資金がマンション購入費用くらいいるのかと思っていたら、そうでもなかったので、急激に独立に対する興味が高まったといいます。

説明会に参加する中、なんとなく情熱を失いかけていた会社員を辞めて、新しい仕事を興すことを決意。家族の同意も得られ、晴れてオーナーとしての新しい生活を手に入れたそうです。

http://www.furanchaizu.com/archives/2014/01/14-000007.php

洋食レストランからラーメン店オーナーへ

広い意味でも同業種とはいえ、専門が違えば異業種への転職に等しいのは間違いありません。同業他社が圧倒的に多い飲食業界で、洋食店勤務から、ラーメン店オーナーに転身したSさんも、その成功者の一人です。

高校時代に、チェーンレストランのハンバーグが大好きになり、ついには高校卒業と同時にそのレストランチェーンに就職。10年以上まじめに勤務し、20代の後半からは店長を任せられるようになり、洋食で長い経験を積んだそうです。

ただ、30代の半ばを過ぎたころ、漠然と独立を考えるようになったとのこと。もともと、飲食業界は、独立するのが珍しくはありません。お給料をもらって雇われ店長をするのもいいけど、自分の腕を試したいという気持ちが強くなったといいます。

勤めていた洋食店も、フランチャイズを募集していましたが、思い切って違う業種で勝負してみたいという気持ちからラーメン屋のフランチャイズを選んだといいます。

ラーメン店のイロハを学ぶために、一から修行するには、30代という年齢は厳しすぎる。とはいえ、フランチャイズなら可能性もあると勧められたのがその理由だそうです。

インターネットで、自分の手持ち資金と開業スタイルに見合った方法を考え、カウンター中心の小店舗からはじめ、現在は2店舗目も準備中という好調ぶり。
とはいえ、開業前はハードな研修がフランチャイズ本部から用意されており、開店してから遭遇する問題にあらかじめ対応できるようになったといいます。
フランチャイズという方法で独立してよかったのは、そういった試練を乗り越えるためのノウハウを教えてもらえることや、すでにブランディング化した「のれん」のおかげで集客が容易だったといいます。実際、オープン直後からすぐに人が入り始め、開店1年目で出資額を回収できて、今は2件目の計画をされているとのこと。

洋食屋で経験を積んでいたとはいえ、自分ひとりでラーメン店を立ち上げていたら、ここまでうまくいくのは難しかったかもしれませんね。

フランチャイズで自宅開業した成功事例のまとめ

フランチャイズの魅力は、すでに市場で実験された成功するためのノウハウがあるということ。また、ブランディングがなされているため、立ち上げから客がつきやすいということもあります。ロイヤリティを払わなければなりませんから、大きく儲けることは難しいですが、自分で一からブランディングしていく方法に比べて、ノウハウや資金に余力があまりなくても、参入・成功が可能なビジネスといえます。

自宅開業の注意点を実際にあった3つのトラブル例から学ぶ

自宅開業の注意点を実際にあった3つのトラブル例から学ぶ

自宅開業する上で注意したいのは、詐欺や違法行為になるトラブルに巻きこまれる仕事に携わってしまうことです。ですが、それ以外にもトラブルは多数存在します。ここでは、自宅開業する上で遭遇したトラブル例についてふれていきます。

教室や塾などで、退会時の返金トラブルに遭遇した

自宅を利用して、子供向けの学習塾などを経営する方は昔からいました。また、近年では趣味や語学といったカルチャースクールを展開する方も珍しくありません。こういった講師業でもっとも多いトラブルは、退会時の返金にまつわるトラブルです。また、経済的状態から月謝が未納になるといったトラブルもよく耳にします。(未納のまま、退会の届け出をせずに、そのまま連絡が途絶えてしまうなど)

こういったトラブルを防ぐために、入会していただく前に、弁護士などに相談し、契約書を作ってもらうようにするとよいでしょう。

塾を開いて、プライベートの時も生徒が遊びにくるようになった。

塾などの教育産業は、学校と同じ役割を求められがちです。生徒の情操教育を担っている面も否めませんから、致し方ない部分はあります。しかしながら、家庭生活に支障を生じるほど、生徒が押しかけてきたり、業務以上のことを持ち込んでくるようなら、親御さんを説得し、きちんと仕事として割切ることが大事です。他の業種の方でもありうるトラブルですが、自宅開業は家庭生活の時間と仕事の時間の境目がはっきりしなくなりがちです。意図的にきちんと線引きをするようにしましょう。

顧客の納期に重なって病気になってしまった

これは、多くの方が経験するトラブルだと思います。おつとめしていた時と違って、自分で開業する場合は、有給休暇はありません。仕事の納期近くになってしまって病気になってしまったといった場合は、業務が遂行できないようなら、顧客と交渉して納期を延ばしてもらうことも大事ですが、日々の健康管理を最重要項目として位置づけるとともに、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。

業務時間外に顧客が押しかけてきた

業務時間外に顧客が電話で相談をもちかけてきたり、実際に来訪するということがあります。いうまでもなく自宅は事務所でもあり生活の場所でもあります。よほどの急用でなければ業務時間内に来訪していただくようにしましょう。顧客のニーズになんでも応じてしまうのは、ビジネスとして成立しにくくなります。

まとめ

自宅開業でもっとも多いトラブルは、金銭問題、業務時間以外に来訪する顧客が出てくることといってもいいでしょう。トラブルを避けるためにも、弁護士などに契約書を作ってもらうこと。また、来訪したり電話で問い合わせは業務時間内に行ってもらうように、きちんとした対応を心がけることが大事です。また、自営になると有給休暇はありません。不測の事態に備えて、健康管理はきちんと行い、異常に気づいたら早めに医療機関を受診するように心がけましょう。

健康管理に対する時間の投資は、自宅開業では絶対に必須です。病気で仕事ができませんというのは、顧客から見れば、頼れないと見られてしまうため、忙しくても時間を作って健康管理がしっかりできるようにしておきましょう。

自宅で独立開業するときにかかる主な開業資金一覧

自宅で独立開業するときにかかる主な開業資金一覧

自宅で開業することは、開業のコストを抑えるために有効な方法でもあります。とはいえ、開業コストをゼロにするわけにはいきません。ここでは、開業時に必要なコストについてふれていきます。

備品や設備購入の費用はどれくらい必要か

これは、業種業態によって変わってくると思います。たとえば、設計やホームページデザインなどの仕事であれば、パソコン1台ですみますから、せいぜいパソコンを買う費用と、インターネット回線を引くための費用があればじゅうぶんでしょう。したがって10万円前後になると思います。

開業参入者が多い塾や、エステなどの講師業やサービス業になると、一般的に机や施術用のベットなど必要な備品が増えていくと思います。一般的に塾などの講師業なら開業費は200万円前後、エステなどのサービス業なら、300万円前後といわれています。

しかしながら、講師業は、マンツーマンの個別学習塾のような体裁であれば、机などの備品は投資を削減できると思います。また、先述のエステなどのサービス業も業態を考えればかなり初期投資を抑えることができます。開業当初は、しばらく売り上げが立たないことが珍しくありません。手持ちの資金が減っていくことを念頭に、極力投資を抑えた設備や備品の投資を行うようにしたほうがよいでしょう。

各種届け出・会社設立など

備品・設備投資は業態の工夫で抑えられるとしても、各種届け出が必要な業態や会社設立費用は、法令で費用が決まっています。ここは削減が難しいですから、必ず予算を確保するようにしましょう。

個人自営業者として開業する場合、開業届を税務署に届け出する費用はありません。強いていえば郵便費用くらいです。(開業届は、税務署に持参すればよいのですが、郵送するのでも大丈夫です。郵送する際は、切手を貼った封筒を入れ、税務署側から控えを返送してもらうようにしましょう)

一般的に開業時の届け出に費用が発生するのは、免許がいる仕事がほとんどです。許認可を与えてくれる官公庁に対して、申請書を出し、認可を受けるわけですが、なかなか大変な数の書類を記載しなければなりません。

この場合も、数千円から1万円程度くらいが、どの許認可業も相場ですが、行政書士さんに任せてしまうのもよいでしょう。行政書士さんに任せた場合、これも相場で決まった価格がありませんが、大体5万円~6万円くらいです。

行政書士さんなどの法律家に任せた場合、単に書類を記載してくれるだけでなく、開業時の助成金を取得できるように探してもらえるなどのメリットもあります。

会社を設立するにはどれくらい費用がかかる?

会社を設立するには、以下の費用がかかります。

資本金:株式会社の場合は1円以上(とはいえ、資本金の大きさが会社の信用になりますので、一般的には100万円以上の資本金を蓄えることが通例です

定款貼り付け印紙代:4万円
定款手数料:5万2000円
登録免許税:15万円

法務局に登録するのだけで、24万2000円の費用が必要になります。

これも、自分で手続するのではなく、税理士に依頼するとよいでしょう。税理士は税理士法によって、行政書士の仕事を行うことが許されています。したがって、法務局に会社設立の手続をしてもらうことは問題ありません。また、電子定款を作ることができますから、定款の貼り付け印紙の費用4万円が安くなります。

また、助成金を紹介してくれたり、金融機関からの融資について相談に乗ってくれるというメリットもあります。また、税務処理も対応してくれますから、検討してみるとよいでしょう。

自宅で一人で開業できる!開業資金300万円以下のフランチャイズまとめ

自宅で一人で開業できる!開業資金300万円以下のフランチャイズまとめ

やってみたい仕事が思いつかない場合、フランチャイズに加盟するのも一つの方法です。ビジネスに慣れていない人でも、成功しやすい教育制度や商材を用意されていることがほとんどです。ここでは、一人で開業できて、300万円以下で加盟可能なフランチャイズをまとめてみました。

完全個別指導の学習塾「ショウイン認定校」

ネットで教材が配布される学習塾で本部が教材を用意。8坪程度のスペースがあれば開業できることと、ランニングコストが少ないため、収益性が期待できる。

古物買い取り販売 えびすや

不要品・ブランド品を買い取り、再販売するシステム。警察に対して古物商取引の許可が必要になるが許可取得から、持ち込み品の買い取りまで、本部にウェブカメラを通じて相談できるというサポート体制が整っている。買い取りのため運転資金は必要だが、売り上げは安定しやすい。

暮らしのサポート「マイ暮らす」

在宅介護ケアの一環として、買い物代行や家事代行を行うサービス。介護事業者が不足している上に、専門知識が薄くても参入が可能なため、ビジネスチャンスになりうる。

おそうじ本舗

ハウスクリーニングのフランチャイズ。単に、高齢者の方の家庭の定期的な清掃が仕事。ただし、営業次第では、不動産屋などと提携し、退去時の清掃やハウスクリーニングを行うなど、様々な展開が可能。

まとめ

ご紹介したフランチャイズは記事を執筆する際に調査した内容であるため、今後変更になっている可能性もあります。そのため、現時点での開業資金については、事前に再度調査してください。

こういう自宅開業には要注意!絶対に選んではいけない自宅開業の仕事とその理由

こういう自宅開業には要注意!絶対に選んではいけない自宅開業の仕事とその理由

自宅開業はコストが削減できるうえに、通勤の時間もいらない利点があります。とはいえ、自分で仕事を行うということは、利益ゼロになることも含めてリスクを背負うことも問われるのが実状です。

ビジネスの失敗よりも気をつけなければいけないのは、詐欺や法的トラブルを招くビジネスに手を出してしまうことです。ここでは、絶対に手を出すべきではないビジネスについて触れていきます。

サプリメントや化粧品などの販売

すべてのサプリメントや化粧品が怪しいというわけではありません。もちろん問題ないものもあります。ただし、問題となりやすいケースが多いのは事実です。

大多数のサプリメントや化粧品は、病気が治ったり、肌の状態が若返るといった効果を暗にうたうことがほとんどです。しかしながら、サプリメントは医薬品と同じような効果があることを広告することは許されていません。あまり知られていませんが、想像する以上に規制が厳しく、表現次第では刑事罰が科せられることも珍しくありません。また、化粧品については、製造する際に厚生労働省の許可を取ることが義務づけられていますので、認可番号をチェックすることが大事です。

また、化粧品は、サプリメントと同様、肌が若返るといった効能を宣伝することはできません。特に海外から輸入した製品を販売する場合は、違法性が高いので注意が必要です。

取材した中では、男性機能を回復するサプリメントという触れ込みで海外から取り寄せてみたら、クエン酸シルディナフィル(バイアグラという勃起改善に処方される医薬品の主成分)が含まれていることがわかり、薬事法違反で摘発されたというケースもありました。

病気を治したり、著しい美容効果が得られるといったサプリメントや化粧品の販売は要注意です。

商品がない権利やソフトウェアの販売

商品がないものの販売するという話は、昔からトラブルが多いことで知られています。目に見えない商品である「権利」や「サービス」などの取引を持ちかけられたら詐欺だと思えと言われたくらい、トラブルが多い商取引とも言えます。実際、昔から手を変え品を変え、詐欺師に使われてきた手でもあります。

これから自宅開業を始めようとする中年のご夫婦を狙って、墓石販売の相談会の申し込みを取れば、成果報酬で支払いを実施し、営業マンが成約に結びつけた場合は、さらにマージンを支払うという詐欺が広がったことがあります。

成果報酬が支払われないばかりか、相談会に集まった方からお金を巻き上げて主催者が逃げたため、代理店契約をされた自宅開業者が弁済トラブルに巻きこまれるというやっかいな状態になりました。

墓石販売ということで、年配の方だけがひっかかるのだろうと、若い方はたかをくくるかもしれません。詐欺は、手を変えて若い方にも忍び寄ります。

「売り上げが確実なポテンシャルを持ったゲーム開発会社が、世界的に注目が集まるゲームを開発している。発売が開始になれば、株価が上昇して東証一部上場も難しくない。今現在、開発資金の調達が難しいので、資金調達に協力してくれる人を探している。出資者は、株式の譲渡が予定されている。また、出資した方には、一次代理店としてゲームを販売する権利を転売できる。権利が転売された先で、ゲームが売れた場合、その売上金の一部があなたに入る」さももっともな話ですが、もちろんゲーム会社の実態はありません。

ゲームの権利を販売することで、不労所得が得られるという言葉が出てくるのは、マルチ商法をかたった典型的な詐欺の例といってもいいでしょう。開業すると、このような手合いから声をかけられることも少なくありません。安易に契約せず、よく調べてみることが大事です。

選んではいけない自宅開業まとめ

詐欺やトラブルに巻きこまれるビジネスは、開業していると必ず一度や二度は声をかけられます。自分でビジネスを行う場合、お勤めするよりも法的責任が厳しく課せられますから、注意が必要です。自分が被害に遭うだけでなく、あなたの取引先から損害賠償訴訟を起こされることもありえます。

ビジネスを持ちかけられて「おかしいな?」と思ったら安易に契約したりせず、まずは国民生活センターのホームページなどで、もちかけられたビジネスが他でトラブルになっていないか確認する習慣を身につけましょう。

また、トラブルに巻きこまれたと気づいたら、すぐに弁護士に相談することも大事です。